まず優先するのは「取り返すこと」ではなく、自分の安全確保です。バンクーバーでは、ひったくり直後は相手を追いかけないでください。武器を持っている可能性もあります。人通りの多い店、ホテル、駅係員の近くなど明るく安全な場所へ移動し、すぐ周りの人に助けを求めます。
犯人が近くにいる、逃げた直後、けが人がいる、危険を感じる場合は9-1-1です。E-Comm 9-1-1は、犯罪が進行中、または安全や財産が差し迫って危険な時は9-1-1と案内しています。英語が不安なら、最初に“Police, Japanese interpreter, please.”(警察、日本語通訳をお願いします)と言えば大丈夫です。E-Commは24時間、200以上の言語の通訳サービスに接続できると案内しています。
近くの人には、短く具体的に伝えるのがコツです。
“Please call 911. My phone was stolen.”(911に電話してください。スマホを盗まれました)
“I don’t speak English well. Please tell police I need help.”(英語が得意ではありません。警察に助けが必要と伝えてください)
通報では、現在地、犯人の見た目、逃げた方向、スマホの色や機種、けがの有無を伝えます。私の周りでも、追跡アプリで場所が見えても自分で行かず、警察に情報として渡したケースがありました。犯人が完全に去り危険がない場合は、Vancouver Police Departmentの非緊急番号604-717-3321に連絡します。オンライン報告は「容疑者なし・暴力要素なし」などに限られるため、ひったくり直後はまず9-1-1または非緊急番号が現実的です。
その後、ホテルや同行者の電話を借りて通信会社にSIM停止を依頼し、AppleのFind MyやGoogleのFind My Deviceでロックします。保険請求用に警察のファイル番号も控えてください。
参考情報:E-Comm 9-1-1「Calling 9-1-1」、E-Comm 9-1-1「E-Comm and Richmond RCMP empower diverse communities to call 9-1-1 with confidence」、Vancouver Police Department「Report Crime」
参考サイト
Calling 9-1-1 | E-Comm 9-1-1
https://www.ecomm911.ca/calling911/
Report Crime - Vancouver Police Department
https://vpd.ca/report-a-crime/